代表弁護士の中野秀俊は、弁護士になる前に、IT企業(システム開発・ウェブサービス開発)の会社を起業・経営していました。
「大学時代、IT企業を起業したんですよ」というと、大抵の人が「えっ!?すごいですね」とか「変わった経歴ですね」とか言われます。
確かに、あまりIT企業(システム開発、ウェブサービス開発)の起業経験のある弁護士というのはいません。
IT企業を起業して、開発したウェブサービスが大当たりし、調子に乗りすぎて、倒産…そんな波乱万丈な起業体験でしたが、経営相談もできる日本で唯一の法律事務所になるという目標を立てた原点になる経験ですので、今回は、IT起業家・中野青年の起業記を書いてみることにしました。
第1回目は、中野青年の生い立ちから起業を決意するまでです。
中野の生い立ち〜大学入学まで
中野(青年)ですが、父は、誰もが知っている大手企業のサラリーマン、母は、パート勤めの専業主婦
住まいは、埼玉県の狭山市というベットタウン。典型的な中流サラリーマン家庭の一人っ子です。
埼玉県狭山市は、埼玉県という関東地方なのに、周りは田んぼとお茶畑しかない、のどかなところ…
割と裕福な家庭の中、一人っ子ということもあり、親の愛情をたっぷりと受けて育ちました。
学生時代は、野球に打ち込む
父親が少年野球の監督だったこともあり、小学校から野球をはじめ、学生時代は野球に打ち込んでいました!ポジションはセカンド!
ただ、私の頃は、
Jリーグが開幕した影響でサッカー
スラムダンクの大人気でバスケが全盛の時代…
「野球の時代は終わった…」と言われた野球暗黒時代でした…。
その影響か…女子には全くモテず(それ以外の要因が大きいという噂もある)…
高校生活でも、一度だけ女の子とデートとしたことはありましたが、デートの翌日に「もう会いたくない」と言われるなど、暗黒時代だったと思います…
大逆転の大学受験
中野青年ですが、一応高校は、進学校でしたが、そんなに偏差値が高い高校ではありませんでした。
さらに、中野(青年)、高校3年生の8月まで、野球に打ち込んでいたため、それまで全く勉強はせずという状況…そのため、成績もひどいものでして
でも…、中野(青年)、恋に落ちてしまった大学がありました。それが、早稲田大学!
高校3年生のとき、早稲田大学のオープンキャンパスに行きまして、そのエネルギーの圧倒されました。そして、ビビビっときちゃったのです。
この大学に入りたいと…。
そして、どうせ早稲田に行くなら、看板学部である政治経済学部に入りたいと!
それから、半年間猛勉強!とにかく早稲田の政経学部に合格するためだけに勉強しました。
早稲田大学の過去問を徹底的に研究→そのために必要な勉強だけを徹底的に絞り→1日12時間以上の勉強を続ける
私の勉強スタイルは、このときに形成されたのかもしれません!
そして、見事、中野(青年)は、早稲田大学政治経済学部に合格!女の子からは見向きもされなかった中野青年が、恋をした大学からOKがもらえた瞬間でした。
憧れの大学入学!でも、女子という異星人に撃沈…
半年間の受験勉強の末、なんとか
早稲田大学政治経済学部に合格!
そうなんです!実は、中野(青年)は、法学部ではないのです!
大学入学当時は、そもそも弁護士になるという選択肢すら考えていませんでした。
そして、ついに憧れの大学生活に突入。
中野(青年)、実は、大学に大きな期待を抱いておりました。だって、高校3年生の夏から、死ぬ気で勉強して、やっと受かった大学…。
それも、ずっと行きたくて、念願叶った第1志望の大学です。
政治経済学部って、授業とか面白いのかな
サークルとか入って、女の子と出会って、彼女とか…ムフフ(≧▽≦)
完全にキャンパスライフを夢見ていました!
ですが!実際に大学が始まると、
講義は壊滅的につまらない…
噂には聞いていたけど、これほどまでとは思いませんでした…。
じゃあ、大学といえばサークルだ!ということで数多くのサークルの新歓コンパに、顔を出しました。
そこで衝撃的な出来事が!それが、女の子がいる!
いや、当たり前だろと思うかもしれませんが、中野青年、高校時代は、男子高で、女子とは無縁の生活を送っていました。
最初は、女子がいるっていうだけで興奮してました。
しかし、一つ問題が…
女の子と喋れない!話しかけられない!
だって、高校時代というもっとも多感で大事な期間を男だけの中で、過ごしてきたわけです!
まさに、浦島太郎状態…
女の子は、異星人に思えました…
中野(青年)に運命の出会い、起業を決意!
憧れていたはずのキャンパスライフ…でも、だんだんと講義にも出なくなり
いくつかのサークルに入り、活動していたものの、心から熱中も出来ずに、漂うように時は過ぎていきました。
こんなはずじゃなかったのに…そんな言葉が頭をよぎります。
そんなとき、あるサークルで同学年のY君がいきなり
Y「なぁ、大学楽しい?」と話しかけてきました。
中野「いや…正直つまんないな。こんなはずじゃなかったのに…」
Y「俺も…なんかさぁ、もっと刺激的なことしたくない?」
中野「刺激的なことってなんだよ?」
Y「俺さぁ…起業しようと思うんだよ!」
中野「起業…⁉︎」
Y「会社立ち上げてさぁ、金儲けして、かわいい彼女作って…楽しそうじゃね?」
中野「いや、まぁかわいい彼女作れるなら、楽しそうだよね」
Y「だろ!中野くんさ、俺と一緒に起業しない?中野くんは、そこら辺の奴らと違って、なんか持っている気がするんだよね」
中野「何それ…でも、起業かぁ。俺、社長になれるんだよね…社長…いい響きだなぁ…女の子にモテそうだなぁ。おしっ!起業やろう!」
これを読んでいるそこのあなた…あなたの言いたいことは分かります!
中野、バカじゃねえの?はい、バカですm(_ _)m
当時の中野(青年)にとっては、「起業」という言葉が、退屈な日々を脱してくれる魔法の言葉に思えたのです。
こうして、普通のキャンパスライフというレールから外れ、起業することを決意した中野青年…
しかし、この決断が、中野青年の人生を大きく狂わすことになるのです!
続きは次回に…(ロ_ロ)ゞ