IT起業家・中野秀俊の起業バカ一代【vol.5】ホリエモンを目標に念願の会社設立!

IT起業家・中野秀俊の起業記 青年期【vol.1】

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インターネットビジネス…試行錯誤の日々…

インターネット輸入ビジネスを思いついた中野青年…
仕入れ体制をシステム化・自動化し、事業の体制は整いました。

前の話:IT起業家・中野秀俊の起業バカ一代【vol.4】事業プランを確かなものに!

この時期は、受諾開発の仕事をこなしつつ、自社サービスも開発もしていたので、本当に寝ずに仕事をしていました。

自社サービスについては、システムは整ったものの…何が売れる商品なのか、試行錯誤の日々…

半身半疑で仕入れて販売したところ、予想以上に売れたり、
逆にこれは売れるだろうと思って、たくさん仕入れた商品が売れなかったり…
一喜一憂する日々が続いていました。

しかし、そうやってもがいていくうちに、
こういう商品は、この年代の女性に売れるんだな。
最初はこれだけ仕入れておけば、売れなくても大した損害にならないな
などなど、いろいろなことが分かってきました。

このころは、テストマーケティングやPDCAという言葉は分かっていなかったですが、事業をやりながら、無意識にこのようなことをやっていたのだなと。

大学には行ってなかった中野青年ですが、大学に行って授業を受けるよりも、事業を通して、たくさんのことを学んでいったのでした。

ホリエモンみたいになるんだ!

中野青年の一つの事業が完成に向かって進んでいるとき、衝撃的な出来事が起こりました。それが、ライブドアによるプロ野球近鉄ハッファローズの買収騒動

もともと、学生時代は野球部だったこともあり、プロ野球は好きで、注目していたのですが、
なんと、プロ野球球団の買収に名乗りを上げたのが、新興IT企業のライブドア!

堀江さんのことは、この騒動以前から知っていましたが、この騒動で一躍全国区に!

中野青年の目には、既得権益の塊であり、重鎮みたいなふんぞり返っている老人たちに、
立ち向かう堀江さんは、まさに時代の風雲児!中野青年の心をうちました!

「ITビジネスで成功すれば、プロ野球球団も買えるんだ…。
 俺も、ホリエモンみたいになるぞー」

中野青年は、新たな目標を見つけたのです。

念願の会社設立!HYパートナーズ

自社のインターネットビジネス…立上げ当初、共同経営者であるY君とある約束をしました。

「今までダラダラ事業をやってきたけど、このビジネスがモノならなかったら、もう事業はやめよう。

まずは最初の3か月で、会社を作れるようになろう!会社を作ることができなければできなければ、コンビは解消しよう」というもの。

今は、1円から株式会社を設立できますが、当時は、
・有限会社を設立するのに、資本金300万円
・株式会社を設立するのに、資本金1000万円
が必要な時代でした。

会社を設立するというのは、一つのステータスだったのです。

中野青年は、不退転の覚悟で、事業に取り組みました。

最初は低空飛行を続けていましたが、10万円…20万円…50万円と売上を伸ばし、
3か月目で、会社を設立できるまでになりました

コンプレックスの塊だった中野青年にとって、初めての成功体験だったのです。

そして、会社を設立することにしました!

会社名は、「HYパートナーズ」名前の由来は「HY」が、中野青年とY君の名前のイニシャル。

「パートナーズ」は…なんか響きがかっこいいから(笑)そして…中野青年が、代表取締役社長に就任しました!

ついに、念願だったIT企業の社長になったのです!!

イケイケドンドン…人生の歯車が好転する

このときまでは、何をしてもうまくいかなかった中野青年…

しかし、事業がうまくいき始めると、これまでの苦労がウソだったかのように、事業がうまくいき始めます。

ただ…事業がうまくいくと、純朴だった中野青年が変わり始めてしまうのです…

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