日本政策金融公庫による融資のメリット・デメリットとは【解説】

弊社のグループ会社である「みらいチャレンジ社」では、資金調達支援（支援実績）を行っています。
以前、日本政策金融公庫の融資を通すための３つのコツを解説しましたが、スタートアップ・ベンチャー企業が良く利用するものとして、日本政策金融公庫による融資があります。

今回は、日本政策金融公庫の融資のメリット・で、メリットについて、解説します。

日本政策金融公庫で、融資を受けるメリット

日本政策金融公庫を利用する最大のメリットは、他の金融機関と比べて金利が圧倒的に低いことです。
特に300万円以下の小口融資において、利息の差はより大きく感じられます。

低金利で融資を受けるほうが、当然ですが、リスクは少なく、借入負担も最小限で済ませることができます。

また、日本政策金融公庫の融資は、融資受けられる確率が高いのが特徴です。

創業してから、何年も事業を続けてきた個人事業主や中小企業はもちろん、まだ実績の少ない起業家でもスムーズに融資が受けられる可能性があります。

また日本政策金融公庫では、1回の返済金の減額交渉 (リスケジュール、略してリスケ)も柔軟に応じてくれます。

返済が難しい場合には、支払うべき金額を圧縮して、返済期間を延長してくれます。

資金繰りが厳しい場合は減額申請を行い、経営状態が良くなったタイミングで通常の返済に切り替えるととができるのです。

日本政策金融公庫の審査が可決されると、融資を受けた実績が残ります。

このため、銀行をはじめとした民間の金融機関でも、今後の審査が通りやすくなります。銀行の審査が、厳しい場合には、先に日本政策金融公庫で融資を受けることも有用です。

日本政策金融公庫の審査については、他の金融機関に比べて、融資実行までの期間が長いことが挙げられます。

例えば、3週間から1カ月ほどかかるのが通常であり、もう少し長くかかることもあります。

日本政策金融公庫から融資を受けたい場合には、時間的な余裕が必要です。
つなぎ融資などの急を有する融資には、向いていません。

また、案件によっては、保証人が必要になる場合もあります。

無担保無保証の融資というのもありますが、会社の状況によっては、保証人が必要となってしまう場合があります。

保証人が必要な場合には、日本政策金融公庫と付き合いのある事業主がいれば、よりスムーズに審査が融資が通りやすくなります。事業融資の審査は本人だけでなく、保証人の返済能力についても考慮されます。

保証人を探すのなら、日本政策金融公庫で融資を受けている人を探すのがお勧めです。